第7章 ステラさんの過去
部屋のベッドの上で私は目を覚まして、
すぐに時計を見る。
あれ、私確か床で寝たはずなんだけどな。
机の上からは薬も消えているし、私は寝間着をしっかり着ていた。
薬が消えてるってことはメルロさんか。
しかももう9:00だ…ちょっと寝すぎたな
なんだか時間を無駄にした気分になったが、今日みたいに仕事が休みじゃ無いとこんなゆっくり寝れない。
顔を洗い、着替えを済ませたら良いタイミングで扉がノックされた。
「おはようござい…「アオメ、助けてー!!」
扉を開けるなり、勢いよく私に抱きついてきたので後ろに倒れそうになったがなんとか堪える。
「ど、どうしたん…「クレナはいるか!!」
そう言って顔を出したのは寝起きと思われるステラさんだった。
この人たちはなんで人が喋っている間に喋るんでしょう。
しかもなんで勝手に部屋に入ってくるんでしょう。
ステラさんは部屋の中で逃げ回ってるクレナさんを捕まえようとしている。
「えっと、何があったんですか…?」
「クレナが私とステラのベッドを壊したんです」
どうしてそうなったがは分からないが、ステラさんはお怒りのようだ。
「メルロさんは怒ってないんですか?」