第3章 変わる日常
「じゃっ、帰るべ!」
お疲れっしたー、と言ってみんな部室をあとにする。
私も帰ろ。
『お疲れ様でしたー』
「ちょっと待って!俺と帰ろ」
『えっ、ひとりで帰れますよ?』
「ダメだよ。こんな暗いのに女の子ひとりで歩いちゃ。いいから、俺と帰るべ!」
「そうですか…ありがとうございます。」
素直に、菅原先輩の好意に甘えることにした。
確かにこんな暗い夜道を歩いたことないし、暗いのは苦手だから丁度いいだろう。
私もジャージを着て立ち上がった。
清水先輩が、バックを更衣室から持ってきてくれたのかな。
さすが、です。