第3章 変わる日常
「それって…どのくらいのレベル?」
『今日返ってきた数学の小テスト2点でした』
「2点?!?!」
その場にいた全員がこちらを向く。
HAHAHA…
パッと見、頭良さそうってよく言われるけど
真逆です。
「よかった!遥!俺達と仲間だね!」
「よかった、じゃないデショ」
月島くんがプククと笑う。
「他の教科は…?」
焦り気味で続けられる質問に、私は微笑む
「私ができないの理数だけです。社会は微妙だけど、国語と英語なら結構いけます」
少しホッとする菅原先輩。
その時にキュッと細くなる目がすごくかわいらしかった。
なんか猫っぽい。
それに、目元のホクロもなんかイイ。