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【ハイキュー】よんぶんのいち。#Setters

第1章 はじまり


「新入生は退場します。1組から順に――」

アナウンスが流れても起きる気配がない。

仕方ない、起こしてやろう。

トントン、と肩を叩くと、

「んぬん…」とつぶやいてお隣さんは目を覚ます。

『おはよ。もうすぐ退場だよ、起きて。』

お隣さんは、眠たげに顔を上げてこちらを見つめてから、

「あざッス」

と軽くおじぎした。


「次に、3組の生徒も教室に移動してください」

アナウンスに従い、周囲の人たちはガタガタとイスの音を立てて立ち上がり、体育館をあとにする。

私もそれに続いて歩き出した。
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