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俺らのマネは地味子さん。

第10章 SEVEN






「大倉、メイク直し行こう」

あっ、半分寝てた。
亮ちゃんの声に目が覚め、俺は亮ちゃんに引っ張られ楽屋に向かう。

「・・亮ちゃん、隈ヤバイで」

「アホ、お前もや」


これ終わったら打ち上げあるけど行かんとこ・・
直帰や直帰。
次の日、仕事夕方からで助かったわ。

信ちゃんは朝から仕事って言ってたな・・


「ふふふ」

「何急に笑うんや!怖いでっ!!」

あっ、心の声が出てた。
あかん、寝ないとやっぱり壊れるんやなー。

「あれ?山田ちゃうん?」

「うん、山田は壊れてるで」

「・・大倉、ほんま大丈夫か?」

うん?
あら、ほんまに山田やん。

野暮用ってコレやったんか・・

廊下の奥で山田が女と話していた。
それも、美人そうな子。

そして、何故かその隣に生田斗真がいた。


「斗真じゃん、とーまっ!!」

亮ちゃんの声に気付いた3人。
山田か慌てふためき始めた。

斗真くんの存在に一気に元気になる亮ちゃん。
亮ちゃん、斗真くんの事大好きやった。


「何してんの?!
山田も一緒に何?その子は?」

おっと、亮ちゃん目敏い。
そう思いつつも俺もお近付きになりたくて、駆け寄る亮ちゃんの後を追う。


「えっ、そ、その・・・」

「山田、まだ壊れたままなん?
早よう治さんと信ちゃんに怒られるで」

「大倉の方が壊れてるみたいだけど」

「あー、こいつ寝てないから壊れてんねん。
気にするな。
で、何してんの?」

亮ちゃんも斗真くんも失礼やで。

てか、それにしても美人さんや。
もろ、俺好み。


「帰ろうとしたら見つけてさ、ナンパしてた」

「「えっ?」」

思わぬ発言。
でも、冗談じゃなさそうや。


「そしたらさ、邪魔するんだよなー。
関ジャニのマネージャーだろ?
どうにかして〜」

「えっ、いや、その・・
とりあえず、お二人は時間無いですよね?!
こんな所で油売ってるわけには行きません。
さぁ、戻りましょう!ね!!」


何、この無理矢理感。

そう感じたのは俺だけじゃなかった。
山田の言葉に亮ちゃんも怪訝な表情をしてたんや。






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