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俺らのマネは地味子さん。

第10章 SEVEN




「後、錦戸さん。
白元さんがメール送ってるらしいです。
ご確認下さい」

俺?何で?
鋭い複数の視線を感じながら俺は携帯を手に取った。

あっ、ほんまや。
何何?

「えっ?」

「何て書いてる?!」
「見せろ、亮!!」

「ちょい、待って!
山田さんこれマジですか?」

思わず敬語で聞いた俺に山田は知ってたのか、優しく笑いながら頷いた。
そうとなれば、早く伝えたい。


「あの、メンバーとマネージャー以外少しの間席を外してもらえる?」

周りにいたスタッフとスタイリスト達が俺の言葉に素直に従ってくれた。

「亮、何や!何で嬉しそうな顔なん?!
地味子に何言われたっ!!?」

表情に出てるか。
だって、しょうがないやろ?
やっと言えるだから。

「えっと、私事ですがみなさんにご報告があります」

椅子から立ち上がり、姿勢を正す。

見渡すと村上くんが微笑んでた。
何を言うかわかったみたいや。

それとは反対に、すばるくん、大倉、横山くんは青白い顔。
マルは真っ青で章ちゃんは訳がわからんっう顔してた。

「早ー言え!いや、やっぱ言うな!
心の準備が!!」

「えっ?すばるくん、心の準備必要なん!?」

何を勘違いしてんのか笑えてくるわ。

「この度、私錦戸亮は・・・
NEWSを脱退する事になりました!」

そう、白元からメールはこの事。
今まで内緒にしていたが、脱退日が決まりメンバーのみ脱退発表していいと許可が下りたのだ。

「「えっ?」」

「10月に脱退予定です。
これからは関ジャニ∞のみで頑張りますのでよろしくお願いします。
因みに、まだ脱退話はオフレコでよろしくな」

「何やそれ!!」

えっ?すばるくんそれはないよ・・

「何の発表かと思えば・・
どっくん溜めすぎ」

えっ?横山くんまで!?

「やった!って喜んでいいのか微妙だけど、嬉しいで」

そう言ってくれたのは章ちゃんだけやった。


何これ、あんな悩んだのにこんなもんなの?

村上くんは俺を見ながら指差して爆笑してるし!!
何や!みんなしてっ!!






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