【ハイキュー!!】Aphrodisiac*r18短編集
第4章 The love …【及川徹】
「好きなもの頼んでよ。俺奢るから」
「え、いいんですか?」
「何回も言わせないでよ。あと、敬語じゃなくていいから」
「……ありがとう」
何この状況……ナンパってこういうものなの?
一応好きな珈琲を頼んで二人で席に着いた。
「そういえば君、名前は?聞いてなかっけど」
「名字名前……」
「へぇ、名前ちゃんね」
いきなり名前呼び……!
「うん……あの、」
「俺は及川徹」
「及川さん……?」
「そうだけど、名前で呼んでくれる?徹って」
「……徹」
そーそー、と頷く徹。
「名前は今何歳?」
「えと、24歳……」
「え!?色っぽいからもう少し上だと思ってた……」
「そんなに年上に見えるかなー。徹は何歳なの?」
「うん。俺は26だよ」
あ、なんか妥当な数字。
いい腕時計してるし、裕福そうな人だなぁ……
ぼーっとそんなことを思っていた。
「名前ちゃんはさ、何しに彼処に来てたの?」
「待ち合わせしてたけど友達にドタキャンされちゃって……」
連絡はきてたけど気づかないで来た、と付け加える。
「あはは、災難だったね!ま、俺も人の事言えないんだけど」
「そうなの?」