【ハイキュー!!】Aphrodisiac*r18短編集
第4章 The love …【及川徹】
私に声を掛けたのでは無いかもしれないけど、一応振り返ってみる。
そこにはびっくりするくらいの美男子が立っていた。
「……へ?」
随分とマヌケな声が出る。
「暇そうだね。よかったら俺に付き合ってもらえない?」
まるで私が用もなく此処に来てしまったのを察してるかのような表情。
何も答えられないでいた。
「アレ、もしかしてナンパとか初めてー?」
俺一応ナンパしてるつもりなんだけど、と彼は一言添える。
「え、あの、はい……」
「そっか、やっぱり。で、どうする?俺に付き合ってくれるの?」
チャラチャラしてて軽そうだな、なんて思ったけど変な人では無さそうだからついて行くことにした。
「は、はい……!」
あはは、そんなに緊張しなくて良いんだよ、と言い、さり気なく腰をホールドされる。
女慣れしてそうな人だな……
「君、本当にナンパされたことないの?かわいいのに」
「いや、全然!ないです……」
「ふぅん。あ、敬語じゃなくていいよ」
「う、うん……」
その後は特に会話もなく、連れてかれたのはお洒落なカフェ。