第2章 With Ray(レイ)
アリスが言うと、レイは優しく微笑んで、キスの嵐が降って来た。
唇に、頬に、首に、胸に、腕に、臍に、太ももに......
こんなに嬉しかったこと、あっただろうか。
ようやく結ばれた時の快感
安堵
ひどく近くにいて
ひどく遠かった
こんなに愛していることにどうして気づかなかったのだろう
身体を重ねた分だけ、愛が溢れてくる
レイを愛してる
綺麗な満月が夜空を照らして、二人を柔らかな光が包む。
そうして、レイとアリスが愛を確かめ合ううちに夜は更けていった。
「もう、逃がさないから。」
Fin →おまけ