第2章 With Ray(レイ)
蕩けるようなレイの優しい口づけに、アリスの全身は溶けそうだった。
「ぁ....っ」
アリスの唇を貪りながら、レイは愛おしげにアリスの太ももをさする。
「っレイ、待っ.....」
「待たねぇ」
快感から逃れようと、アリスはレイの首に腕を回してしがみつくようにお願いするものの、キッパリと断られた。
レイは、アリスの膝の後ろをぐいっと引き上げて自分の方に寄せると、もうすでに硬度を増した自分のそれをアリスの敏感な部分に当てがった。
「っ....ああっ....」
ただレイの雄が触れただけなのに、体は喜んでしまう。
「何、欲しいの?」
アリスの歓喜の声に、意地悪い笑みを浮かべたレイが促した。