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【イケメン戦国】燃ゆる華恋の乱

第8章 魔王の恋人 / 織田信長




(…………っ)


暴かれた身体の悲惨な様子に、信長は思わず息を飲む。


上半身の数ヶ所には殴られた痕のような打撲痕が。

そして……
鎖骨や胸、腹、背中にも無数の赤い花びらのような痕。
まるで、これを付けた男が『俺のものだ』と、主張するかのように。




「あ……っ」


その痕の上に口付けると、舞が甘い息を漏らした。
ちゅ……と音を立てて唇を離す。

信長は違う痕に口付け、また離し…を繰り返していった。


「信長様……?」
「こうしたからと言って、痕が消える訳ではないがな。 だったらその痕を、俺のものに塗り替えるだけよ」


ひとつひとつ丁寧に口付けを繰り返す信長に、舞は嬉し涙を流す。
それは胸に落ち、それも信長は舌で舐めとった。


「ありがとう、ございます……」
「単に俺が気に食わないだけだ。 貴様にこのような痕を付けていいのは俺だけだ。 無論、触れていいのも俺だけだ」


信長はゆっくり舞を押し倒す。
もうひとつ、確かめなければいけないことがあった。


信長は舞の太ももに触れると、脚を開かせるように促す。
しかし、舞は堅く閉じたままだ。


「舞、脚を開け」
「で、でも……」
「違う、交わるためではない。 確認しなければいけない事がある」
「え……?」


信長は、先程家康と約束した話を、舞に聞かせた。














『確認……?』

『はい。 舞が犯されたかどうか、信長様に確認してもらいたいのです』

『俺のような素人目で解るものなのか』

『無理やり犯されたなら、膣口に何かしら傷が付いてる筈です。優しく犯すとは考えられません』

『成程……』

『俺が見る訳にもいかないので、本当は女中に頼んだのですが……舞が抵抗したので確認出来なかった、と』














「それを確認しなければならない。 貴様が何もされていないと言うなら、それを信じよう」


舞は口をつぐんだが、やがてぽつりと漏らした。


「……解らないんです」





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