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【イケメン戦国】燃ゆる華恋の乱

第8章 魔王の恋人 / 織田信長




「駄目です、信長様。 離してください」


舞が、信長の腕の中で抵抗するように身じろいだ。


「何故離す必要がある」
「言ったでしょう、私もう、汚れてしまったんです」
「舞」
「もう、貴方に愛される資格なんて……!」


「舞!」


信長が一喝すると、舞は押し黙る。
それを逃さず、唇を塞いだ。


「ん……っ、んんっ」


舞の唇をこじ開け、深く深く、何度も舌を絡めとる。
多分口の中が切れているのだろう。
舞の口の中は、血の味がした。



「はぁ……はぁ……っ」

あまりに激しい口付けに、舞は荒く息を吐いた。
すかさず強く抱き締められ、思わず息が止まる。


「貴様は……俺を温めるのだろう? こんなに冷たくてどうする」

「……っ」


信長は、舞を目を見ながら、優しく言った。






「だが、貴様が冷たい時は、俺が温めてやる、何度でも。 温め、温められ……そうして俺と貴様は生きていくのだ。今も、これからも」






舞の目が見開かれていく。
信長の言葉が、舞に届いたようだった。


「信長様……っ」

先程とは違い、舞の頬を温かな涙が伝う。
舞の澄んた美しい瞳。

愛してやまないその瞳に、信長は優しく口付けた。



「舞、愛している」


信長は頬や首筋に優しく口付けながら、舞の着物をゆっくり暴いていく。

その優しすぎる愛撫に、身を震わせながら、舞は息を飲んだ。


「……怖いか」
「いいえ……信長様なら、怖くない、です」
「そうか」


優しく優しく触れながら、舞の着物を滑り落とした。

上半身が晒され、舞は隠すように中央で腕を固める。
しかし、信長がそれをやんわり掴み、腕を左右に開かせた。





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