• テキストサイズ

境界線。【安室透夢小説】

第17章 *ドッペルゲンガー?*


安室side

今日は今潜入している組織の定期連絡でベルモットと合わなくてはいけない。
約束の場所に着くが一向にベルモットは現れない。

___コンコン

外から車の窓ガラスをノックされる。
窓の方を見ると くのえさんがいた。

「....こんにちは、安室さん。こんなところでどうしたんですか?」

「........高校生の女の子に化けて何しているんですか?ベルモット。」

「あら、あなたもすぐにわかっちゃうのね。貴方達って本当に面白くないわ。」

ベルモットは車のドアを開け助手席に乗り込む。

「....貴方達?」

「貴方、随分入れ込んでるそうじゃない。この高校生の女の子に。」

な、 くのえさんと接触したのか、ベルモットが。
くのえさんに何かあったんじゃ...

「そんなに怖い顔しないでちょうだい。何もしてないわ。」

「....会ったんですか?」

「えぇ、貴方の姿を借りてデート、してきたの。楽しかったわよ。」

「............。」

「貴方じゃないってすぐにバレちゃったけどね。それにしてもこういう子がタイプだなんて少し意外だわ。」


「....それで、いったいどうするつもりですか?」

ベルモットが くのえさんと接触したのには理由があるはずだ。

「....どうもしないわ。私もこの子気に入っちゃったから。」

「は?」

「....シルバーブレッド、エンジェルに続く私の宝物よ。....そうね、例えるならデビルちゃんってところかしら。」


「....デビル?」

「だってあの子、小悪魔なところあるでしょ。また誘ってくださいっなんて言われちゃったわ。」


「....まぁ、否定はしませんけど。」

くのえさんに何もなくてよかったが......小悪魔か。
この様子だとベルモットが くのえさんに危害を加える可能性は限りなく低い。
とりあえず、ひと安心というところか。


というか、ベルモットに気に入られるって くのえさんはいったい何をしたんだ????






「さて、余談はさておき、本題に入りましょうか。」


「....そうですね。といっても別段変わりはありませんけどね。」






*ドッペルゲンガー?* end♡
/ 93ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp