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境界線。【安室透夢小説】

第17章 *ドッペルゲンガー?*



見ようと決まった映画の上映時間の関係で先に映画を見てその後に一緒にショッピングをしようという話になった。
今日一緒に見た映画はミステリー映画だった。
映画も終わり一緒に昼食を取ろうとしているところだ。

「映画、面白かったね。」

「....はい。今日は誘ってくれてありがとうございます。」

「いえ、僕もいい息抜きになりましたし。」


「私もすごく楽しかったです!.........でも、一つだけ聞いてもいいですか?.....貴方は誰ですか?私の知ってる安室さんじゃ、ないですよね?」

会った時から小さく感じていた違和感。
何が違うかと言われてもはっきりとココというところがあるわけではないが、違和感、不一致、この人じゃない。


「どうしたんですか?...僕ですよ?」

「知ってますか?私、安室さんとは一度もラブロマンスの映画一緒に見たことはないんです。貴方、言いましたよね、またラブロマンスですか?って。それに、今日一緒に見た映画、実は先月の公開日に一緒に見てるんです。....だから、貴方は私の知ってる安室さんじゃない。別の人ですよね。」

「............じゃあ、最初からわかっていたのね。それならどうして一緒に映画に?」

「女の人だったんですね。...うーん。なんとなく、ですかね?1人でお出かけより2人の方が楽しいって貴方も言ってたじゃないですか。それが理由じゃダメですか?」

「.........。」


「これから、ショッピングも付き合ってくれるんですよね?...なんだか、安室さんの見た目だと落ち着かないので本当の貴方の姿の方が嬉しいんですけど...無理ならそのままでも大丈夫です。」

「....待ってなさい。」

そういうと安室さんの格好をした人は行ってしまった。
安室さん出ないとバレているとわかったのだ戻ってくる保証はないが、予定もないししばらく待ってみよう。
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