• テキストサイズ

境界線。【安室透夢小説】

第17章 *ドッペルゲンガー?*


くのえside

一緒に写真を撮ったあの日から安室さんとはまだ会えていない。
安室さんに会わずに2週間が経とうとしている。
別に、連絡はしてくれてるし寂しくないといえば嘘になるかもしれないが特に生活に支障もない。

今日は土曜日。
特に予定もなく、 翠くんもサークルへ行ってしまい家にも私ひとり。
家にひとりでいるのも寂しいのでどこか出かけることにしよう。






どこな出かけようかとひとりで駅の近くを歩いていると突然背後から声をかけられた。

「 くのえさん!こんにちは。お久しぶりですね。今日はどこかお出かけですか?」

「....安室、さん?本当に久しぶりですね。そうなんです、お家で1人っていうのも寂しかったので外に出かけようかなって。安室さんはどうしたんですか?お仕事立て込んでいるんじゃ....」

「そうだったんですけど...どうしても くのえさんに会いたくなってしまって。仕事も順調に進んで少し時間ができたから君をデートに誘ってみようと思って声をかけたんだけど...。ビンゴだったみたいだね。1人でお出かけより、2人でデータの方が楽しいと思わないかい?」

「....はい。そうですね。じゃあ、2人で出かけましょうか。どこに行きますか?」

一緒にお出かけ、楽しみだな。
ひとつの小さな小さな違和感を除いたら。

「最初はどこに行く予定だったんですか?」

「それが、特に決めてなかったんですよね。秋物のお洋服探しに行こうかなぁって思ってたくらいで。」

「じゃあ、ショッピングモールとか?」

「いいですね!大きなショッピングモールって映画館も一緒になってるところ多いじゃないですか。安室さんがよければですけど映画も見ませんか?先月一緒に見た映画も面白かったですよね。ほら、ラブロマンスの!」

「じゃあ、行き先は決定ですね。 くのえさん好きですもんね。今日もまた、ラブロマンスですか?」

「....えー。どうしましょう。」


そんな話をしながらショッピングモールに向かった。
/ 93ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp