• テキストサイズ

境界線。【安室透夢小説】

第16章 *写真*と*同僚*


※今回はかっこいい安室なさんはいません汗
残念な安室さんのターンです。


くのえside





「...え?なんですか?」

久しぶりに安室さんと会えると思って楽しみにしていた。
が、とてつもなく真剣で切羽詰まった顔で頼まれたことが、、、



「... くのえさんの写真を撮らせて欲しいんだ。」


「写真、ですか?」

「...あぁ。1枚でいいんだ。」

「それは、構いませんけど...そんなに改まってどうしたんですか?」

「...それか、しばらく仕事が立て込みそうで...。なかなか会えないかもしれなくて... くのえさんの写真を見たら仕事も頑張れるかなぁと思って。」

なんだ、そういうことだったのか。
安室さんが少し変わった趣味に目覚めてしまったのかと思った。

「そういえば、写真撮ったことなかったですね。じゃあ、一緒に撮りましょうよ?」

2人で写真撮るの初めてだなぁとかうまく笑えるかなぁとか考えていた矢先。

「...やっぱり、一緒に、、ですか?」

安室さんの眉間にシワがより、表情が曇る。

「え、私1人ですか?」

「その、なんというか、僕写真があまり得意じゃなくて....。 くのえさんのソロshotがいいな。なんて。」

「嫌ですよ!1人で写真撮られるって恥ずかしいし、私は安室さんの写真もらえないって不公平です。」

「うっ。...でも、さっきいいって言ったじゃないか。」

「それは、2人で撮ると思っていたからで...」

「頼むよー。君の写真を見たら頑張れると思うんだ!」

「...だってしばらく会えないなら、私の写真を撮ったところで.....私は頑張れないです。安室さんだけずるい....。」

うつむき、肩を震わせ視界が霞む。
今すぐにでも目から涙が溢れてしまいそうだ。

「...っ。ごめん。...君にそんな顔させる気は無かったんだ。」

「じゃあ、一緒に写真撮ってくれます?」

「... くのえさん!騙したな。」

結局、いつまでたっても拉致はあかない。
どうして写真を撮る撮らないでこんな言い合いのようなことになってしまったんだろう。
こんなことで喧嘩したくないし、折角一緒に入れるのにもっと他にもしたいことあるし...

「.......安室さん。安室さんの顔が映らなければ問題ないですよね?」


/ 93ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp