第17章 忍びのスナイパー
小泉さんのお兄さんがきたのと入れ替えに別荘を後にして俺たちは、とあるカフェで待ち合わせをしていた。
旬『あ~、いたいた……。
お待たせ。』
そう言って小栗が近づいていく先の席には、スナイパーとは程遠い姿の男の子二人。
一人は、クリームもりもりなパンケーキを幸せそうに食べているし、その向かいの子も頬づえつきながら幸せそうにその姿を眺めている。
『よ~旬。 久しぶりだな。 元気だった?』
『あ~、小栗くんどうぞどうぞ隣座って。 松潤はニノの隣ね。』
潤『あの……、お二人があの……?』
思わず疑ってそう聞いてしまう。
『そうだよ。 仕事はきちっとするから安心して。
俺は二宮、で大野です。よろしく。』
そう言うと二人が握手を求めてきた。