第17章 忍びのスナイパー
潤『今回の本当の依頼は、私達二人がアイツを殺った後に俺たちを殺して欲しいんです。』
智『え……。 マジで? 』
和『それは、二人ともの意思……なの?』
旬『ああ。 そうだ。 頼めるか?』
さすがに、少し考えていた様子だったが引き受けると言ってくれて二人は猫背に帰って行った。
二人ともずっと同じ気持ちでいたんだ。 これが決着ついたら智也の眠るあの丘で終わりにしようと。
旬『だけど、潤………あの櫻井さんの事はいいのか………
?
俺は、潤が幸せになれるなら全部俺だけがやったことにしてもいいんだからな』
潤『バカなこと言ってんなよ………。 そりゃあの人の事も本気で想ってるよ………
でも、それでも俺の人生で智也の事件以上の事は無いんだよ………』