第14章 Nothing will come of nothing.
抱き合いもつれ合いながら、ベッドへとなだれ込む。
松『んっ……翔……もうきてっ……欲しいんだっ……。』
櫻『どうした? 今日はずいぶんと素直だな? 』
松『だってもう………あっ……… こんなになるの……初めて……だから………』
これが、俺たちの最後……って言いたいんだろうな。
櫻『俺は…お前を離したくない……… このままこの腕に閉じ込めて………
いや………きちんと、組を抜けさせるのは時間かかるかも知れないけど俺がなんとかしてやるから。
だから……危険な事にはもう手を出さないでくれよ。
潤……愛してるんだ。』
松『翔………。 うん。 ……大丈夫だよ。
ありがとう。ってか愛してるなんて初めて言われた………』
腕の中で、そう言って涙を流す松本に息も出来ないほどのキスを落とす。