第11章 Kept you waiting, huh.
それからは、3人であったり二人であったりするようになっていった。
智也『あれ。今日は……旬は来てないの?』
潤『ああ。 さっき、今日は来れないって……ん?』
いつもとは少し違った長瀬の見つめる視線に見つめ返して首をかしげる。
智也『たっ………たまには、二人もいいよね?』
潤『そうだね。 でもなんか凄い新鮮な感じ。』
そう言って、クシャッと笑うとまたなんだか長瀬の顔が赤らんだ。
智也『ねぇ。 あのさ。 この後、もっと二人きり
になれるとこ…… 行かない?』
いつものファミレスを出たところで急に言われたけど、長瀬の真剣な眼差しに思わずただ頷いていた。
智也『えっ………。 本当に? ちゃんと意味……分かってる?』
潤『分かってるよ。 多分、俺も智くんと同じ気持ちだから………』
そう言うと、少しだけ背伸びして唇を重ねたんだ。