第7章 Give it all to you
俺も、好きだ… そんな事言える訳ない。
櫻『大丈夫? また熱上がってきた?』
松『うるせえ………勝手な事言ってんな………』
そう口では言いながらも、本当に熱が上がってきたようでそのまま櫻井の胸へとおでこを押し当てるようにもたれる。
櫻『ほら。 とりあえずウチ戻ろう。 それと、ムロの事も知りたいだろ?』
松『え……。 アイツの事知ってんのか? 無事なのか?』
櫻『ああ。命に別状はない程度にはな………
あの後、今井と滝沢で銃撃戦になって、その流れ弾に当たったんだ。』
松『まじかよ。 アイツ…今井は? どうなったんだよ?』
アイツは…アイツだけは俺の手で終わらせてやるって。智也にそう誓ったんだ。