第1章 Are You lady?
都内某所。今は使われていない倉庫の一角。
松『今回のブツはこれだ。 特に慎重に頼むぞ。
斎藤ちゃん。』
櫻『ああ確かに。 まぁ…俺はいつでも慎重だけどな? でも、取引は今回が最後だ。ジェイご苦労さん。』
白の手袋をはめて紙袋の中身を確認する。
中身は、薬が少しと拳銃が3丁。
顔を合わすことなく行われる闇の取引。
松『…そうか。 あんたの顔一度くらい見てみたかったな。声から想像するに可愛い顔してんだよねぇ』
櫻『ふっ。 どうだかね? 』
松『なんだよ… そっちは興味ZEROってわけ。』
櫻『そんな寂しい声だすなよ。可愛いやつ。
まぁそもそも俺は斎藤でもないしな?』
松『じゃあ、教えてよ? 俺は潤。 松本潤だ。』
櫻『そんな簡単に本名明かしちゃって。
けどまぁ……奇跡がおきてもし本当に会うことがあれば教えてやるよ。可愛い潤君?』