第22章 真実はいつも…
その後すぐに今井が殺される事件になってしまい、またここまでの一連の記事を担当する事になった。
編『どんな様子だ? 真相は書けそうか?』
丸『いや…… まだまだわからない事が多くて……』
編『あの時の二人の高校生にもまだ連絡つかないのか……』
丸『はい… でもやっぱり何か全てが繋がっているように思えて……
だってその二人と今回死んだ二人…そして長瀬もみんなこの小日向児童施設の……』
そこにスマホの着信が響き、櫻井の名前が表示される。
丸『 はい。丸山です。』
櫻『先日名刺頂きました公安の櫻井ですが……。
間違った情報がこれ以上晒される事も耐えられないので、私の知っている事は全てお話させていただきます………。
あなたの事……信用してもいいんですよね?』
丸『はい!もちろんです! 信じてください。私の人生かけて誓います。』
そう言うと電話相手に向かって深く頭を下げたのだった。
了