第3章 Contact of carefully
目の前に現れた男は思った以上可愛さと、ヤクザとは到底思えない上品さとを持っていて。
櫻『…なんだよ?……実物は幻滅したか?』
松『まさか……。 その逆だよ。 ヤクザには見えないなと思ってさ…なんかドキドキしてる……』
櫻『潤は思った通り……可愛いな?』
そう言って、櫻井の手が松本の頬へと触れてそっと撫でる。
松『ねえ……。 名前……今日は教えてくれるんだろ?』
櫻『…ああ。 そう……だな。
これからの潤……次第かな。 ホテルって事はそのつもり……なんだろ?』
松『ん………。 』
返事とほぼ同時ほどに、櫻井からのキスの雨が降ってくる。