第21章 或いはスナイパー
まだ病院をやめてないうちだったため、担当医として葬儀に入る事が出来て無事に骨の一部を手に入れる事が出来た。
そうしてそのまま病院を辞めてフリーランスの医者になった。
孝『いくら腕がよくても手遅れになる事があるんだよな……そんな事分かっていても……
身内の事はやっぱりつらいよな……』
室『そうですね…… だけど、智也さんよく言ってましたよ。 孝太郎先生には色々と助けられてるって…。』
3人の思い出の丘に、長瀬の一部を埋葬した。時々室を誘ってきているんだ。
孝『そっか……。 』
そう呟いたきり静かに涙を流す小泉の肩をムロがそっと抱きしめ撫でた。