第18章 幼なじみな奴ら
智也『……ん …………パパ ……………ママ』
うわごとのようにつぶやきながら、目尻からは涙が滲んでいる。
潤『ともやくん……… やっぱりしゃみしいんだね。 かわいそうに。』
旬『………だな、 ………。 』
二人とも寂しい気持ちになってきて、黙って長瀬の涙を横から拭うと布団を重なるほどに近付けて寝る。
潤『しゅんくんなかないで………』
旬『ばかっ………ないてなんかっ…………ちょっときょうはあつかったからな……あせがたれてきたんだ。』
智也『………ん ふたりとも……どしたの?…… ねむれないの? ほら………おてて。ちゅなご?……
しゅんくんなかないで………ぼくがトントンしてあげる。』
旬『なんだよ…おきちゃったか…………ってかおれは
ないてねーからなっ………ガキあちゅかいすんなし………』
智也『………ぷぷっ。 ふふふっ…… しゅんくんってばっ あはははっ………』
潤『………ぷっ。 ほんとだね。 うふふふふふっ』
旬『あはははっ……… うふふふふふっ…………』
つられてみんなで笑いだしてしまって、3人で園長先日に怒られてしまったのでした。