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【おそ松さん】もう一人の俺

第2章 楽しい日々?


俺達は入れ替わった。しばらくは自由かな~♪そう思っていたけど…

おそ「全然自由じゃねぇじゃん!」
黒おそ「だからさっきから言ってるだろ?今お前は俺の影なんだから」
黒おそ松はあくまで俺の影。だから外に出ると自分から離れられない。つまり…入れ替わった俺は自分の影になったから自由を制限されてしまったわけだ。

黒おそ「影が自分から離れられるわけないだろ?でも家では自由だよ?」
おそ「家限定かよー」
家では比較的自由に動き回れるらしい。それに俺は黒おそ松の弟達にしか見えず、俺の弟達には見えない。黒おそ松も“おそ松”になったから俺の弟達しか見えない。

しばらく歩いていると家が見えてきた。黒おそ松が玄関の扉に手を伸ばす。
おそ「ちゃんと俺になれよ?」
黒おそ「大丈夫だって!何年お前の影やってきたと思ってんだよ」
そしてガラッと扉を開けた。すると目の前の廊下にチョロ松が立っていた。
おそ(あ…チョロ松…)

見えてないはず…そう思ってもなんだか気まずくて俺は黒おそ松の後ろに隠れた。当然喧嘩した事も喧嘩の原因も知っているだろう。
おそ「あの、チョロ松…」
黒おそ松は俯いてチョロ松の名前を呼んだ。チョロ松はじっと俺を見ていたが、ふいっとそっぽを向いて行ってしまう。
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