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【おそ松さん】もう一人の俺

第3章 兄弟の選択


トド松side

最近、おそ松兄さんの様子が違う。明らかに。なんだか紳士的になったし、クズさが全然なくなった。でも働く気はないらしい。
トド「おそ松兄さん、そろそろ働いたら?」
おそ「そう言うお前も働けよー」
漫画を読みながらおそ松兄さんが言う。ぐでっと床に寝転んで…ではなく、きちんと座って漫画を読んでいる。たまにふふっと笑い声を漏らしながら。
なーんか違うんだよなぁ…みんなの方を見ると、みんなも腑に落ちない様子でおそ松兄さんを見ていた。


トド「ねぇ…最近おそ松兄さん、おかしくない?」
ある日、おそ松兄さん以外のみんなが揃っている時に僕は思いきってそう言った。
チョロ「…確かに。僕も思う」
カラ「俺も同感だ」
十四「僕も!」
一「…僕も」
やっぱり、みんなそう思ってたんだ。
チョロ「僕と喧嘩した日くらいからだよね」
よく考えれば、そうかもしれない。あの時はおそ松兄さんが新しい本をチョロ松兄さんに渡して仲直りしたんだっけ。でも今まであんな事…
一「ないよね。おそ松兄さんが物で解決した事」
みんなが顔を見合わせて頷く。「これあげるから」とか、「これ買ってやるから」とか、喧嘩してもそんな事おそ松兄さんは言わなかった。何にも頼らず自分で解決する。

十四「…何か、あったのかな?」
カラ「聞いてみるか」
その時、居間の襖が開いた。
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