第4章 私のお願い
私がやりたい事は色々ある。けど、初対面の人にそんな事言っていいのかな?
駆「あっ今!疑いましたよね?酷いな〜!招待状にも書きましたけど…」
佐々木「じゃあ…私の思い出の場所に行きたいです。」
駆「分かりました!ちょっと望美さん待ってくださいね!」
すると、師走駆と名乗った男の子は一冊の本を取り出した。そして本に向かってこう言ったのだ。
「僕らのイノセンシア!めくるめく思い出を…望美さんの行きたい場所への馬車を出しておくれ!」
すると本の中からピンク色の髪の男の子とおとぎ話で出てくるような白い馬車が出てきた。
?「なんだよ〜!駆さん!俺テレビ観てたのに!酷い!酷すぎる!」
駆「いいじゃんか!恋もこう言う時に俺に頼るくせに!」
佐々木「あの…無理なら大丈夫です。」
恋「えっ!こんな可愛い子が…ムグッ」
駆「恋!これ以上は言うなよ…。最後になったら俺から言うつもりなんだから!」
恋「リョーカイ!じゃあお嬢さん?この馬車に乗って下さ〜い!駆さんは?」
駆「望美さんと喋りたい事があるから!」
恋「はーい!じゃあ出発します!」
こうして、私の最後の思い出が始まろうとしていた。