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12月の王子様

第6章 思い出の場所2


馬車で20分くらい揺れてやっと着いた。

駆「ここ覚えてないですか?」

佐々木「覚えてないです…。あっでもあるかもしれません…」

恋「結局どっちなんですか?」

目の前には大きいお屋敷に四季の植物がたくさん植えてあった。

佐々木「中に入ってもいいですか?」

駆「どうぞ入ってください!」

許可を貰ったので入ってみると、幼い頃の私と二人の男の子がいた。

佐々木「ねぇねぇ!新くん!葵くん!これすごく可愛いよ!」

新「やっぱり佐々木は白が似合うな。すごく可愛いよ。」

葵「そうだね?じゃあ次はお化粧をしてみたら?」

望美「うん!でも自分では出来ないの…。お母さんにダメって言われてるし…」

葵「大丈夫!僕がやってあげるから?でもお母さんには内緒だね?」

新「俺たちだけの秘密な?」

佐々木「うん!」

佐々木「お、覚えてます。」

駆「望美さんは新さんと葵さん知ってたんですね?」

佐々木「新くんと葵くんはすごいんですよ?駆さんと恋さんみたいに突然現れて、僕たちと一緒に来て?って言ってて、最初はやはり疑いましたけどね?」

駆「そ、そうですか!」

恋「でも意外!新が人を褒めてるし、笑ってる!」

駆「おい!恋失礼だぞ!」
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