第2章 捨てられた
「ウチくるか?」少しびっくりした。そんなこと言われると思ってなかったから。
でも私の心の中は、腐っていて、ただ頷くことしか出来なかった。
見えたマンションは、とても大きくて彼の部屋は、優しかった。
私は、なぜ今、この家にいるのかもわからない。
というか、いてもいいのだろうか、
堂本剛
「落ち着いたか?」そう優しく聞いてきた。
「はい、大丈夫です。でも私、施設に戻らないと」
堂本剛
「その事なんやけど、ちょっといい案があるねん、明日、事務所にきてくれんか?」
私
「?はい、」
堂本剛
「剛って呼んで?僕も名前で呼ぶから」
私
「あっ、って言います。」
剛
「よろしゅうな、」
私
「?はい、」
私はこの時彼が何を言っているのか、わからなかった
翌日KinKi Kidsの楽屋でのんびりしといてくれと言われた。なぜ私は、こんなとこにいるのだろう。そんな事を考えながら、ぼーっとテレビをみていた。
すると扉の開く音がして.........!!
そこにいたのは堂本光一
光一もびっくりしていたのか、無言の時が流れた。
堂本光一
「剛の知り合いか?」と私に尋ねる。
私
「あ、はい、」と言って下を向いてしまう。
堂本光一
「あー、初めましてな、堂本光一です、よろしく?」
私
「あ、はい!私、山田っていいます、」
とそこに、剛がやって来て、
堂本剛
「!!光一、お前おったんか、なんや今日おらん思うて、楽屋に置いといてしもた、悪いことしてもうたな笑」
私
「いえいえ!全然大丈夫です!」
堂本剛
「今の父親になってきた。」彼は、そう平然に言った。
私
「.........え?」
堂本光一
「まぢで!?」
どうしよう、堂本剛の子供ありえない夢見てるんだと思った。
その瞬間、テレビで堂本剛が養子を拾ったという報道が、しかも私のお母さんは、、、、
深田恭子さんやった。