第2章 捨てられた
私の両親は、私のことを愛してくれてた。でも、私のおばあちゃんもおじいちゃんも私のことがすきじゃなかった。
そんな家庭で育てられた生活も不便ではなかった。
ある日、両親が事故に遭って死んだ。
私はとても悲しかった。葬式が終わり、弟はおばあちゃんに引き取られたが、私は施設に入ることになった。
でも、私は施設が嫌で脱走し、公園を何週間もぶらぶらしてた。
そこがどこかもわからず、ただぶらぶらしてた。
そんなある日のこと、公園を出て夜風に当たって、信号を渡ろうとしていた。
すると、
キキッーーーーー!
車に轢かれそうになり、しゃがみ込んでいた私に、声を掛けられた
???
「すみませーん!ごめんね?大丈夫?怪我ない?」と言われた。
私
「..........」
私はそんな時ふと、思い出した事があった。
私はとてもジャニーズが好きだった。一番好きな芸能人。それは堂本剛。バライティー番組で笑っていただけなのに、心を撃ち抜かれた気がしたんだ。
それ以来、彼を見るたびに、どんなに辛くても私心のの支えになっていた。声を掛けられ我にかえる。
???
「おーい、大丈夫???」
私
「あ、はい、大丈夫です。」と顔を上げた時、
「!?」彼だった。テレビで見た彼だった。
堂本剛
「あーよかったー、こんな夜中まで歩いとるとったらあかんでぇ?
家まで、って泣いとるんか!?」
私
「ぇ、あ、ほんとに」なぜかホッとして、泣いていた。
堂本剛
「ごめんなー、そら怖かったやろ、」その言葉が優しくて私の心に響いた。
私
「私、家無いんです、棄てられたから。」多分その時の私の顔は絶望的だったはずだ。
堂本剛
「おかんおらんのか?」
私はコクリと頷いた。
「おとんわ?」
またコクリと頷く。
堂本剛
「ウチくるか?」
コクリと頷く。