第1章 楽しまなければ損損♪
居間で朝食の後、月海はふと思い付いた。
今日はこの雪のせいで任務も一休みだ。
ただ暇を持て余すのは、男の子達には良く無い。
幸い皆雪を毛嫌いはしていなさそうだし、となれば!
月海「ねぇ?雪合戦しない?」
その言葉に居間にまだ残っていた面々が怪訝な顔をする。
和泉守「雪合戦ってなんだ?」
月海「え?知らないの?」
光忠「まあ、主に見つけてもらって3ヶ月じゃあねぇ。知らないことの方が多い、かな。」
月海「あ、そっか。うん。」
コホンっと咳払いし、最もらしく装う。
月海「雪合戦とは!簡単に言うと戦です!!」
若干皆がピクッとする。
流石は刀剣。
月海「っても、雪を使う戦だから怪我しないけどね。」
藤田「はーい!主様質問があります!」
少し離れたコタツに一期と居た粟田口達が、気が付けばこちらをキラキラと見ていた。
月海「はい、なにかな?」
藤田「怪我しない戦なら、僕達も参加出来ますか?」
一期「こらこら。まだ説明が途中ですよ?最後まで聞いてから決めましょう。」
戦と言うフレーズが気になるのか、一期は渋い顔だ(笑)