• テキストサイズ

刀剣乱舞『初雪の本丸にて』

第4章 耳、みみ、ミミ!


縁側の見学組は立ったまま、成り行きを見守っていた。

しかし、へし切が長曽祢に首根っこをガッチリ捕まれてもがいている。

へし切「離せ!主の危機だぞ?!」

どうやら月海を助けに行こうとして、長曽祢に止められているらしい。

長曽祢「落ち着けって。遊びの延長だろう?それに主に耳が生えるのは、少し見たくないか?」

へし切「そ、それは少し…いやいや!主様が嫌なことなら…でもネコ耳は…」

長曽祢の問い掛けにゴニョゴニョ独り言を呟き、へし切は大人しくなった。

倶利伽羅「まったく、なにをやってるんだあいつらは。」

そんな風に言いながらも、ちょっと期待する様にふふっと笑う倶利伽羅。

歌仙「楽しそうだから良しとしましょうか。」

歌仙も笑っている。

何だかんだで、見学組も月海のコスプレはちょっと見たいらしい。

そんな頃、西軍の本陣には心配顔の五虎退と秋田がいた。

月海の判断で、残った2人は耳が生えていない。

和泉守と鯰尾がかまくらに休憩に行ってしまった為、戦況も分からず困っていた。

秋田「もう大分過ぎたよね?」

五虎退「ど、どうしましょう?主様戻って来ないですし…」

2人は話し合いの末に、月海の元へ行くことにして本陣から慎重に駆け出した。

/ 24ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp