第3章 いざ出陣!
悪びれる様子もなくニコニコと薬研は答えた。
月海の本丸では薬研は悪戯の大将だ。
薬が調合出来る分結構タチが悪い(苦笑)
月海「そこににっかりも居るの??参加してなかったよね?」
わなわなしつつ聞くと、にっかりがひょっこりと顔を出した。
にっかり「主様、ちょっと雪遊びをしてただけですよ?」
その言葉にやや睨む月海。
にっかり「いえ、でも清光と大和守もここに居ますよ?雪玉…ぶっ!!」
その様子にちょっと焦ったにっかりが口を滑らせた瞬間、姿が消えた。
代わりにひょっこりと顔を出す2人。
大和守「雪だるま作ろうと思って、薬研の方に来ちゃったんだよ!ね?」
清光「そうそう、決して薬研が主様にしようとしてる事に加担した方が面白そうとか思ってないから!な?」
月海「………(素直か(汗))」
若干呆れつつ、雪合戦をこの辺で終わりにするように説得に掛かる。
月海「あなた達4人は本当に悪戯好きなんだから(汗)もう雪合戦じゃなくなっちゃったし、そろそろお開きにしよう?」
月海は今なら怒らないしという空気で訴える、が!
薬研「やっと来たなってさっき言ったろう?真の狙いは大将ただ一人だったんだぜ?」