第3章 いざ出陣!
言葉通り、薬研はぽいぽいとこっちに雪玉を投げてくる。
でも、参加している者はここに居る以外は西軍の方にいるはずだ。
月海「どうなってるの?」
そう言いながら自分も加勢しようと雪玉を作る。
小狐丸「どうやら、にっかり青江がいるようですよ?」
雪玉を投げ終わり、骨喰に交代した小狐丸が雪玉を作ろうと近くに屈んで来ていた。
月海「え?!見学してたじゃない!いつの間に(汗)」
絶対薬研の悪戯に面白そうだからって乗ったに決まってるけど…。
突然『わぶっ!』と声がした。
見ると骨喰が顔に雪玉がクリティカルヒットしていた。
ぴょこん!
月海・光忠・小狐丸「あ〜…。」
3人で思わず声を漏らしてしまった。
骨喰の頭には見たことがある様な無いような耳が生えている。
月海「このままじゃ何かモヤモヤするし話してみよう!」
月海を光忠と小狐丸が心配そうに見守る中、月海は雪壁から手だけ出して大声で呼び掛けた。
月海「薬研!薬研!!ちょっと話いいかな!!」
雪玉が止まったので雪壁から頭を出してみた。
雪壁から肩まで出して得意顔でニヤッとした顔が見えた。
薬研「大将やっと来たな。」
月海「と、言うか…なんでこんな事になってるのよ?(汗)」
薬研「いや、新しい悪戯様の薬を調合してたからさ!」