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刀剣乱舞『初雪の本丸にて』

第2章 下準備!


月海が、やれやれとかまくらを離れかけた時乱と小夜が走り寄って来た。

小夜「主様、薬研さん見ませんでしたか?」

乱「気が付いたら居ないんです。」

え?っと庭を見渡すが、確かに見当たらないようだ。

薬研は短パン組なので、さっき中でスキーウェアのズボンを渡した時は居た。

一体いつのタイミングで居なくなったのだろう?

月海「その内くるんじゃないかな?それより雪の壁出来た?」

居ないのは気になるが、そろそろお昼が近い筈なので忙しい。

乱「ばっちりです!あ、でも…」

月海「ん?どうしたの?」

小夜「実はちょっと…さっき迄雪だるまを作るのに夢中になっちゃって。」

と言って2人ともへへっと笑った。

可愛いと思いながら、

月海「仕方ないね(笑)」

と一緒に、笑った。

そうなると多分、西軍の短刀の子達も雪だるまを作ってるかもしれないなと思いおかしくなった。

それから光忠と小狐丸と鳴狐が作業している所へと行ってみた。

月海「どう?進んでる?」

光忠「ほぼ終わりかな。」

小狐丸「沢山出来ましたよ。」

お付の狐「上々の出来にございます!」

そっかと聞きながら月海が腕時計を見ると、やはりお昼近い。

光忠「そろそろお昼時間かな?」

光忠も時計を覗き込む。

月海「うん。お昼を食べてから雪合戦になりそうだね。」

光忠「ん、じゃあお昼ご飯を作ろうか。」

そんなやり取りをしていると、西軍の所に居た子達もやって来る。

どうやら皆腹ペコらしい。

それから皆であんかけうどんを作って、雪合戦をする者は作戦会議をしながらの昼食となった。
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