第4章 秘密の理由
目の前には野蛮女の横顔・・・
唇には何やら違和感・・・
なにした?俺・・・
あ・・・、やべ・・・
完全無意識・・・
目の前に見上げてくる女の子がいて、
気づいたら、頬にキスをしていた。
・・・これって・・・やばいんじゃね・・・?
昼間の記憶が蘇る。
そっと顔を離すと
「・・・・・・・・・・・・・」
あら、固まってる・・・
『あ~・・・その・・・ごめん。無意識☆
いってえええ!!』
「無意識だった」と言おうとしたところで、
野蛮女の目が光り、
そのまま、また弁慶さんを思いっきり蹴られた。
『に、二度と私に近づくなぁぁぁ!!!』
最後にそんな捨て台詞を吐かれてどっかに逃げていった。
くそ・・・
やっぱり、あいつはただの野蛮女だ・・・
同じとこ蹴りやがって!