第3章 私たちの秘密
「あの・・・どうかしましたか・・・?
・・・あっ」
相手も私に気づいたらしい・・・
そんなことにも反応できないくらい、
思考回路が完全にショートした。
そして・・・
遠い意識の中で、思ったことが1つだけある。
『あぁ、さようなら、私の平穏な日々・・・。』
そう、これだけ。
「・・・・・・お前っ・・・・」
私と目の前のこいつが意識をどこかへ飛ばしていると・・・
「清玲っ!やっほー」
奥から声がした。
あ、あの人は私の父の病院がお世話になっている
製薬会社の凜華さん・・・
え・・・ってか、清玲って・・・
え、なに知り合いなの・・・?
どういう関係・・・?
セ「ね、姉さん・・・」
・・・ねねねねね姉さん・・・!?
え、姉さんって・・・姉さん・・・!?
そういうプレイじゃなくて・・・?
あはは・・・
なわけないよね・・・