第8章 こたえたい…
?「あ、ちゃんですよね!?
握手してもらっていいですかー!?きゃぁー!!」
やばっ!帽子忘れて来ちゃった!!
あっという間に囲まれて、
どうすればいいのかわからなくなってしまった!
「あ、えっと…みなさん
いつも応援ありがとうございます…
この後仕事があるので
失礼します!」
その瞬間我先にと雪崩のように
人が迫って来た。
やだ。怖い…
大野「ちゃん!」
人混みをかき分けて助けてくれたのは
大野さんだった。
でも、なんで?
?「やべっ!嵐の大野じゃん!
すげー!!え、なになに?」
?「付き合ってるのー!?」
そんな言葉には何も反応せず、
人混みをかき分けて
タクシーを拾った。
たくさんのシャッター音。
どうしよう。
私、この人を傷つけてる。
タクシーを追いかけてくる人々。
なんとか切り抜けたけど、
大変なことになってしまった。