第10章 壊れていく日常
黒尾side
あと1時間で新幹線が出発する。母さんが車出してくれて助かったぜ。
黒母「鉄郎、行くのはいいけど…ちゃんと櫻ちゃんを連れて帰って来るのが目的なんだからね。それを忘れちゃダメだよ。」
黒「わかってるよ。」
櫻…大丈夫か?倒れてないか?寝てるか?あかーしと連絡とってるか?
絶対に連れて帰らせるから待ってろよ…
研磨や夜久にちゃんと連れてこいって言われてるから、お前とバレーしたいって言ってるから。お前のことを必要としてくれてる人がちゃんといるから宮城から逃げてもいいけど東京からは逃げんなよ。