第10章 壊れていく日常
櫻side
…。茜には言った方がいいのかな。
それとも言わない方がいいかな。どうしよう。
及「櫻ちゃん?どうしたの?ご飯食べないの?」
!
そうだ。今昼休みだ。でも、部活休むことは言わなきゃ。
櫻「あの、今日部活休みます。烏養さんのところに行かなきゃいけないので。」
及「あ、オッケー!帰ってくる?」
櫻「はい。約2時間半後に…」
嘘じゃない…
英「学校が4時に終わるから6時半くらい?」
櫻「そだね。」
菜華先輩と話してもいいからさ、それは私の目の前ではやめてよね。
及「あ、そうだ!思い出した!俺華純のところに行かなきゃ!」
全員「いってこーい。んで、帰ってくんなー!」
及「ひどくない!?俺泣くよ?岩ちゃんだって、茜がいるからってちょーしにのんなよ!?」
岩「大丈夫だ。お前と違って人前でイチャコラすんのは俺も茜も嫌なんでね。」
及「ふん!知らないもん!べーだ!」
……気持ち悪いなぁ…あそこまで華純さんに執着するとは。今までの私にして来たことが全部彼女に行くなんてかわいそう。彼の相手ができる人はすごいと思うよ。