第7章 大手建築企業第一位の会社の社長
黒尾side
櫻「私にもわからない…
お父さんが生きている間に聞き出せなかった…私はこの会社を継ぐ人間じゃなかったから…。お兄ちゃんが継ぐ予定だったから。私は南神家で唯一この会社の社長室が5階である、本当の理由を教えてもらえなかった。もう、迷宮入りしたの。」
地雷踏んだのか?櫻が櫻の目から光が消えた。
え。泣いてる?
黒「あ、わりぃ。嫌なこと思い出させたな。…泣いていいぞ。お前が泣き止むまでここにいるから。」
あ、余計泣いた。ずっと泣かなかったんだろうな。中学1年の時から。社長と言う立場にいたから、弱いところを部下に見せてはいけないから。
俺やあかーしの前では泣いていいって言ったのに。
我慢しすぎだ…!
それから、櫻が泣き止むまで背中をさすってやった。