第7章 大手建築企業第一位の会社の社長
櫻side
クロとの電話を切ってから30分後、京治くんからメールが来た。
!
クロ、京治くんに話したな。ふー。
まさか、20分で話が済むことなんて早々ないよな。物分りのいい副社長でよかった。
メールの内容は…!電話しろと?あんまり声は聞きたくないんだけどな…
プルルルルル
プルルルルル
プルルルルル
プルルルルル
なんで、でないんですか…まだ、10時前だから、勉強でもしてるんだと思ってたんだけどな…
てか、メールしたほぼ直後に電話したのになんででないのよ…
プルルルルル
ビクッ
え。電話。
ピッ
櫻「はい。もしもし。」
英「もしもし?今平気?」
なんだ。英か。びっくりしたな。
櫻「大丈夫だよ。どうしたの?」
英「いや、寝る前に櫻の声を聞いておこうと思ってね。」
茜「私もいるよー。」
てことは、茜の部屋か。
櫻「そっか。今日は茜の部屋でお泊まり?」
英「うん。今日、うちに誰もいなかったから。」
茜「心配はしなくてへーきだよ!私には岩ちゃん先輩しかいないんだから!」
櫻「大丈夫だよ。心配はしてない。2人だけで泊まることなんて何回もあったじゃない。」
茜「そお?じゃ、おやすみ!ちゃんと寝るんだよ!」
英「ごめんね。電話かけて。じゃ明日も早いんだから早くねなよ。おやすみ。」
櫻「うん。おやすみなさい。」