第5章 声が出ない、声を出さない
及川side
まったくー。櫻ちゃんのシュークリームが食べられるなんてずるいよ。さて、今日はどうしよーかな。
LINEを開いて〜同じクラスの女子バレの主将の古川ちゃんに
徹
「今日、試合しない?」
SAIKA
「女バレと男バレで?」
徹
「そそ。うちのかわい子ちゃん、強いから☆」
SAIKA
「んー。いいね!うちにもいるから!」
徹
「じゃ、細かいことは休み時間ね〜」
既読無視。流石古川ちゃん!
及「今日は女バレと試合するよ。」
一同『は?』
及「うん。いまね古川ちゃんに言ったらおっけーもらったの。細かいことは後で決めるんだけど。」
櫻「(あくまで、私が出る前提で話を進めてますよね。嫌ですけどでも出るならこれからの公式試合、全部1セットは出してください。出してくれないならやりません。私は先輩たちと一緒にバレーをしたくて来たわけで、女バレとやるために来たわけじゃないです。主戦力と言っている以上あまり外にバラさないで欲しいって中学に入ったときから言っています。まさか、ものの2年で忘れたなんて言わせないですよ?徹先輩。)」
茜「あくまで、私が出る前提で話を進めてますよね。嫌ですけどでも出るならこれからの公式試合、全部1セットは出してください。出してくれないならやりません。私は先…以下略」
んん。茜ちゃん大変そうだね。
そっか〜。どうしよっか。まぁ、いいか。
及「いいよ。その条件のむよ。だから、ちゃんとやれよ?俺からは出る代わりにちゃんとやること。それだkキーンコーンカーンコーン
もう!被せないでよ!まったく〜。じゃあ、後でね!」
本当にまったく〜だよ。
岩「及川… 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 。」
及「わかった。」