第10章 壊れていく日常
黒尾side
おー。仙台って寒いのな。約束の時間まで約10分。その間なにしよっかなー。って、ん?
おーおー。ナンパか。してる方は相当暇なんだな。って櫻かよ!(されてんのが)
行かなきゃ!
男1「君さ、俺たちと行こうよー」
男2「カラオケに行こうぜ?てかお前かわいいな!」
櫻「結構です。彼氏待ってるんで。」
男1「えー?そうなの?じゃあ!その男が来る前にさ!ね?ちょっとだけ!」
黒「ざんねーん。お兄さんたちごめんね?その子俺の彼女なんだ。手ェ出すんじゃねーよ^_^」
櫻「鉄郎!やっと来た!遅いよ?」
黒「ごめんねー?これでも急いで来たんだけどね?」
男1「っち!行こうぜ。」
やっと行ったか。てか!
黒「なに!いまの!鉄郎って!可愛すぎんだろ!」
櫻「あ、ごめん。」
あ、腰抜けた。こいつ。
黒「ごめんな。来るのが遅かったな。」
櫻「んーん。大丈夫。」
本当に大丈夫か?
英「さくら!なんでこんなところにいるの?帰ろ?」
ギュー
ビクってした…
嫌なのか?泣いてる…
黒「ごめんねー?彼女帰りたくないって。俺が連れて帰るから」
誘拐犯みたいだな。
英「返してください。その子は俺の彼女です。」
は?じゃあ、こいつが国見英?
黒「へー。じゃ、尚更無理。櫻のことを大事にできねー奴が彼氏名乗ってんじゃねーよ。」
英「大事にしてます。」
黒「悪いけど、二股かけるような奴が大事にしてるなんて言えるようなたちじゃねーと思うんだけど?」
櫻「国見なんかやだ。クロといく。」
可愛いなーこいつ。
よし、ご褒美としてお姫様抱っこしてやるか。よっしっと。!軽いな。また痩せたか?
英「櫻に触んないで!」
及「全くだよ!」
黒「やだよ。じゃさいなら。時間がないんでね。」
って言って逃げる。笑
英「櫻のこと、全然知らないくせに!なにを知ってるんですか!なんで櫻を連れてくんですか!」