Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】
第10章 俺達のスペアキー
「な? デカくなっただろ?」
「う、うん…」
なんかいい具合に言い包められてるような気がしないでもないけど、実際俺の手の中にある潤の中心は、益々その大きさを増して行ってるんだから、認めるしかない。
それに俺も…
「ねぇ、寝心地がいいってことは、抱かれ心地もいい、ってこと…なのかな…?」
「さぁな…。でも、試してみる価値はあんじゃねぇか?」
あーあ、やっぱ俺ってば、とことん潤に惚れてんだよな…
「だね? じゃあ…優しくしてね?」
だって誕生日だもん、いつも以上に優しく抱いて欲しい。
俺は着ていたシャツを脱ぎ捨てると、潤の肩に腕を回した。
「くく、随分積極的じゃん」
「そ? だって俺誕生日だもん」
特別な夜にしたい。
「ねぇ、キスして?」
思いっきり熱くて、それでいて飛びっきり甘いキスを…
そっと瞼を閉じると、潤の唇が俺の唇に重なり、そのままベッドに押し倒される。
やっぱり俺、寝心地のいいベッドもいいけど、潤の腕の中が一番居心地がいいかも。
触れ合った場所から、どんどん潤の体温が伝わってきて、それだけで幸せな気分になれるし、愛されてるんだ、って実感出来る。
「じゅ…ん…、は…ぁっ…、好きっ…」
ずっとずっと…
「大好き…っ…」