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Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】

第10章 俺達のスペアキー


俺の顔やら首やらにキスを落としながら、潤が俺のシャツをたくし上げて行く。

でもちょっと待って?

「ねぇ、シャワー浴びてない…」

オフィスはエアコン効いてて寒いくらいだったけど、朝の通勤電車の中は、何気にサウナ状態で…

ベッタリ、とまでは行かなくても汗はかいてる。

「いいよ、このままで」

「やだよ、汗臭いし…」

「俺、和也の汗の匂い、嫌いじゃないけど?」

もぉっ…、汗の匂いが好きって、もしかして変態?

「そ、それにいつもパパが言うもん、汚いまんまで布団に入るな、って…」

ずーっと、俺が小さい頃からのパパの言いつけを思い出した。

「だからシャワー…」

覆い被さった潤を押し退け、ベッドを抜け出そうとした俺の腕を、潤の手が掴んで引き戻す。

「やだ、待てない…」

掴んだ腕が引き寄せられ、俺の指先が潤の股間に触れた。

「えっ…、なんで…」

軽く触れたソコは、布越しにも分かる程しっかり硬くなっていて…

俺は思わず潤の顔と、指先が触れたそこを交互に見つめた。

「なんで、ってお前馬鹿か?」

「ば、ばかって…」

そこまで言うか?

「あんなぁ、俺のココは、お前のこと考えただけで反応するように出来てんの。分かる?」

「は、はあ…? も、もぉっ、何恥ずいこと言っちゃってんの…」

「いや、マジだって…。ほら」

「あっ…」

俺の手の中で、潤の中心がビクンと震えて、少しだけ大きくなった…気がする。
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