第15章 父上からの最後の課題
『私の課題は、幸結という娘がお前に相応しいかどうか見極める為にーーー3つの質問をして聞いてゆく。
すぐに答えるべし。行くぞ・・・』
「は、はい!」
『花嫁となり、六愛家の
妻となり、後継者をついでゆく事をーーー誓えるか?』
「誓えます。私はどんな困難があろうともーーー将来の旦那様として
お傍にいる事を誓います。」
『ふむ。成る程・・・ふたつめーーーもしものさいに、異世界にて移住しても問題はないか?』
「それは、問題ありません。人それぞれですからーーー構いません。」
『ん。では最後だ。これから先も
契約として永久に子孫を作り続け(生んで育む)る事を、誓えるか?』
「!?それは・・・」
少し戸惑い躊躇したけど
リトナは背中を押して
ひとおししてくれた。
一大決心をつけ・・・
「どんな事があろうとも、誓えます。愛する未来の旦那様のためならば。この身を裂かれようともーーー」
『・・・・・・』