• テキストサイズ

言 霊 遣 ヰ ハ 探 偵 社 員 ( 太宰治 )

第3章 開幕



.


柿本の言葉を聞いた国木田は 、太宰の頸を怒鳴り乍ら締めている


「最近はポ-トマフィアも特に大きな動きは見せていないですし 、平和ですねえ」


「そうだな」と 、太宰の頸を締めていた国木田が 、書類を纏めていた柿本に返す


「こう云う話を始めると決まって何か事件が起きたりして 、世の中は善く出来ていますよねえ」


目を通し終えた書類の束に判子を押すと 、次の書類を手に取り乍ら柿本は云う



其の時だった


鳴り出した電話と柿本を見比べ 、国木田は恨めしそうな顔をするが 、柿本はニコニコと笑うだけ

短い溜め息を吐き電話に出た国木田だが 、其の顔は次第に険しくなっていく


「何か面倒な仕事なのでしょうか?」

「きっとそうだろうね 、私達の出番だよ」


其処で国木田が受話器を置き乍ら手帳を開き何やら不機嫌そうし大きな溜め息を吐いてから立ち上がる


「太宰 、柿本 、仕事だ」


「其の仕事の内容は?」と 、国木田に続き立ち上がった柿本が問う


「虎捜しだ 。横浜を騒がす人喰い虎を捕縛する」


.

/ 6ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp